久々の更新。
もうブログを書く気はなかったんですが、書いておけば読んでくれた人の役に立てそうかな、という出来事があったので久々に更新してみました。
前回記事を書いたときに、最後にゾノトーンのスピーカーケーブルが気になってると書きましたが、その後6NSP-1500Meisterと6NSP-6600S Meisterという2種類のゾノトーンのケーブルを購入、現在は6600のほうを使用しています。
一度フルテックとオヤイデのロジウムメッキのYラグで先端処理をしましたが、音がキンキンしてしまう感じであまりよくなかったので剥きなおして今は直に繋いでいます。
ちなみにアンプはONKYOのA933から同じくONKYOのP-3000RとM-5000Rに入れ替えました。A933も評判の良いアンプでしたが、さすがにこのクラスになると明らかにわかるレベルで音が変わりますね。結構な出費になりましたが満足度は高いです。
で、話を戻してこの6NSP-6600S Meisterですが、とにかく被膜を剥くのが大変なのです。私はこれまで正確な数はわかりませんが少なくとも数十本という単位でいろいろなケーブルを剥いてきました。これはその中でも断トツで剥くのが大変なケーブルです。
初めて作業したときはあまりの難易度の高さに唖然として、結構なお値段だったこともあり途方に暮れてしまいました。
すみません、ちょっと言いすぎましたw
まあ、剥けなくはないのですが被膜をはがすときにとにかく内部の銅線がポロポロと切れ落ちてしまうのです。
ネットで調べたところ、剥き始めてからセットが終わるまで4時間かかったとか(16回も剥かないといけないのに)1本剥いただけで心が折れてしまったとかそんな話まで出てきます(^_^;)
私はこれまでカッター、鋏、ラジオペンチなどで作業していました。以前記事に書いたJBLのJSC1500も少し剥きにくいかなという感じでしたが普通にこれらの道具で剥くことができました。
今まで剥いたケーブルの中にもカッターや鋏が銅線に触れると割と簡単に切れてしまうものはありました。
それでも
・皮膜をすべて切らずに薄皮一枚残す感じで切れ目を入れて、皮膜を引っ張って千切るような感じでとる
・カッターや鋏の刃をあまり引かずに、とにかく丁寧に被膜を切る
などすれば普通に剥けるものばかりでしたが、このケーブルは格が違いました。
2,3本剥いてみてこれに関してはカッターやら鋏やらではきれいに剥くのは無理と判断。他の方法を模索しました。
で、ネットでいろいろ調べて買ってきたのがこちら。
ヒートカッターというもので、半田ごての先にカッターがついてるものです。
これで切るというよりはまわりの被膜を溶かしていくように作業していきました。
刃がついていますが、引かずに押し当てて溶かしていく感じです。
写真のように横に一周切れ込みを入れた後、縦に切れ込みをいれます。縦の線は3本ほど入れてから被膜をはがしていくときれいに被膜を取り去ることができました。縦の切込みは1本だと被膜をはがしにくいのですが、3本入れると簡単にはがれるようになります。
写真だと一番外側の銅線に隙間が見えてますが、銅線は1本も切らずに剥けています。
このケーブル自体はもう生産終了になってしまいましたが、お店で見た感じゾノトーンの2200,4400,7700辺りは同じような被膜と思われるので、これらのケーブルを切り売りで買うという方はヒートカッターも準備しておいたほうがいいでしょう。
というか個人的には必須だと思います。
作業の難易度が全然違います。
ゾノトーンのケーブルを買ったはいいけど剥けない、剥き方がわからないって方が参考にしてくれたらうれしいです(´・ω・`)
おまけで比較レビュー。
JSC1500 1400~1600円くらい/m
長年使用してきたケーブルですが、今回の6600導入に伴い引退となりました。
低音が良く出るケーブルで音に厚みが出ます。また、それでいながら解像度も高く細かい音も出ています。
ゾノトーンのケーブルと比べると落ち着いた音で、私の場合は1500Meisterよりはこちらのほうが好みで1500Meister購入後もこちらを使用していました。
1500Meister 900~1100円くらい/m
前回ブログを更新した少し後に買わないつもりだったのに衝動買いしてしまったケーブルですw
JSC1500と比べると高域の解像度は同じくらいか少しこちらが勝っているくらいかもしれません。元気よく音が出る感じで低音も弾むように出てきます。ただ、当時のD‐509E+A933のセットでは高音が煌びやかすぎ、低音はよく出るのですが中音が薄く感じられメインのシステムのほうでは常用には至りませんでした。
なかなか良いケーブルではありますが、他の2種と比べると特に全体的な音の厚み、奥行きで負けている感じです。
現在はPCに使用しているLXA-OT1とデノンのSC-V707のセットのほうに使用しています。こちらのセットとは相性が良く、こちらのセットで不満だった高音の解像度、低音の力不足をうまく改善してくれました。
6600S Meister 5500~6000円くらい/m
ちょっと前に購入。現在メインで使用中。
JSC1500と比べるとこちらのほうが若干解像度が高く、クリアで高音の抜けがよく全体的に明るい音色です。音色が明るいからか細かい音がよく聞こえてボーカルの強弱もよくわかります。低域もまずまず出ますが、量感はJSC1500に少し劣ります。
それなりに差はありますが、比較視聴したらJSC1500のほうが落ち着いていていいという人もいるだろうな、という程度の差です。
私もJSC1500の音は好きなので入れ替えるかどうするかしばらく悩みましたが、こちらのほうがボーカルが前に出てくる感じがあったので最終的にこちらにしました。
このケーブルは4芯なのでそのままバイワイヤができます。JSC1500をバイワイヤ前提で2倍の長さを買うと1m当り3000円くらいなのでほぼ倍の値段ということになります。いいケーブルですが値段ほどの差はないかなという感じです。いい音なので買ってよかったとは思ってますが、スピーカーケーブルに限らずオーディオは値段が上がるほどコスパは悪くなっていく、という感じなので先が思いやられますね(´・ω・`)
もうブログを書く気はなかったんですが、書いておけば読んでくれた人の役に立てそうかな、という出来事があったので久々に更新してみました。
前回記事を書いたときに、最後にゾノトーンのスピーカーケーブルが気になってると書きましたが、その後6NSP-1500Meisterと6NSP-6600S Meisterという2種類のゾノトーンのケーブルを購入、現在は6600のほうを使用しています。
一度フルテックとオヤイデのロジウムメッキのYラグで先端処理をしましたが、音がキンキンしてしまう感じであまりよくなかったので剥きなおして今は直に繋いでいます。
ちなみにアンプはONKYOのA933から同じくONKYOのP-3000RとM-5000Rに入れ替えました。A933も評判の良いアンプでしたが、さすがにこのクラスになると明らかにわかるレベルで音が変わりますね。結構な出費になりましたが満足度は高いです。
で、話を戻してこの6NSP-6600S Meisterですが、とにかく被膜を剥くのが大変なのです。私はこれまで正確な数はわかりませんが少なくとも数十本という単位でいろいろなケーブルを剥いてきました。これはその中でも断トツで剥くのが大変なケーブルです。
初めて作業したときはあまりの難易度の高さに唖然として、結構なお値段だったこともあり途方に暮れてしまいました。
すみません、ちょっと言いすぎましたw
まあ、剥けなくはないのですが被膜をはがすときにとにかく内部の銅線がポロポロと切れ落ちてしまうのです。
ネットで調べたところ、剥き始めてからセットが終わるまで4時間かかったとか(16回も剥かないといけないのに)1本剥いただけで心が折れてしまったとかそんな話まで出てきます(^_^;)
私はこれまでカッター、鋏、ラジオペンチなどで作業していました。以前記事に書いたJBLのJSC1500も少し剥きにくいかなという感じでしたが普通にこれらの道具で剥くことができました。
今まで剥いたケーブルの中にもカッターや鋏が銅線に触れると割と簡単に切れてしまうものはありました。
それでも
・皮膜をすべて切らずに薄皮一枚残す感じで切れ目を入れて、皮膜を引っ張って千切るような感じでとる
・カッターや鋏の刃をあまり引かずに、とにかく丁寧に被膜を切る
などすれば普通に剥けるものばかりでしたが、このケーブルは格が違いました。
2,3本剥いてみてこれに関してはカッターやら鋏やらではきれいに剥くのは無理と判断。他の方法を模索しました。
で、ネットでいろいろ調べて買ってきたのがこちら。
ヒートカッターというもので、半田ごての先にカッターがついてるものです。
これで切るというよりはまわりの被膜を溶かしていくように作業していきました。
刃がついていますが、引かずに押し当てて溶かしていく感じです。
写真のように横に一周切れ込みを入れた後、縦に切れ込みをいれます。縦の線は3本ほど入れてから被膜をはがしていくときれいに被膜を取り去ることができました。縦の切込みは1本だと被膜をはがしにくいのですが、3本入れると簡単にはがれるようになります。
写真だと一番外側の銅線に隙間が見えてますが、銅線は1本も切らずに剥けています。
このケーブル自体はもう生産終了になってしまいましたが、お店で見た感じゾノトーンの2200,4400,7700辺りは同じような被膜と思われるので、これらのケーブルを切り売りで買うという方はヒートカッターも準備しておいたほうがいいでしょう。
というか個人的には必須だと思います。
作業の難易度が全然違います。
ゾノトーンのケーブルを買ったはいいけど剥けない、剥き方がわからないって方が参考にしてくれたらうれしいです(´・ω・`)
おまけで比較レビュー。
JSC1500 1400~1600円くらい/m
長年使用してきたケーブルですが、今回の6600導入に伴い引退となりました。
低音が良く出るケーブルで音に厚みが出ます。また、それでいながら解像度も高く細かい音も出ています。
ゾノトーンのケーブルと比べると落ち着いた音で、私の場合は1500Meisterよりはこちらのほうが好みで1500Meister購入後もこちらを使用していました。
1500Meister 900~1100円くらい/m
前回ブログを更新した少し後に買わないつもりだったのに衝動買いしてしまったケーブルですw
JSC1500と比べると高域の解像度は同じくらいか少しこちらが勝っているくらいかもしれません。元気よく音が出る感じで低音も弾むように出てきます。ただ、当時のD‐509E+A933のセットでは高音が煌びやかすぎ、低音はよく出るのですが中音が薄く感じられメインのシステムのほうでは常用には至りませんでした。
なかなか良いケーブルではありますが、他の2種と比べると特に全体的な音の厚み、奥行きで負けている感じです。
現在はPCに使用しているLXA-OT1とデノンのSC-V707のセットのほうに使用しています。こちらのセットとは相性が良く、こちらのセットで不満だった高音の解像度、低音の力不足をうまく改善してくれました。
6600S Meister 5500~6000円くらい/m
ちょっと前に購入。現在メインで使用中。
JSC1500と比べるとこちらのほうが若干解像度が高く、クリアで高音の抜けがよく全体的に明るい音色です。音色が明るいからか細かい音がよく聞こえてボーカルの強弱もよくわかります。低域もまずまず出ますが、量感はJSC1500に少し劣ります。
それなりに差はありますが、比較視聴したらJSC1500のほうが落ち着いていていいという人もいるだろうな、という程度の差です。
私もJSC1500の音は好きなので入れ替えるかどうするかしばらく悩みましたが、こちらのほうがボーカルが前に出てくる感じがあったので最終的にこちらにしました。
このケーブルは4芯なのでそのままバイワイヤができます。JSC1500をバイワイヤ前提で2倍の長さを買うと1m当り3000円くらいなのでほぼ倍の値段ということになります。いいケーブルですが値段ほどの差はないかなという感じです。いい音なので買ってよかったとは思ってますが、スピーカーケーブルに限らずオーディオは値段が上がるほどコスパは悪くなっていく、という感じなので先が思いやられますね(´・ω・`)